そろそろ気温も高くなってきて低山では厳しい季節になってきた。
残雪は怖いので溶けているところで。
大福が行きたい行きたいと言っていた南八ヶ岳。
ヤマレコはこちら
というか、大福は学校の郊外学習で南八ヶ岳に数日前に行っているんですけどね。
ということでザックに荷物を詰め込み前日の夜に出発。
観音平の駐車場はめちゃくちゃ混むと聞いていたので。
朝の2時前に到着して第一駐車場は残り3台。
4時には第2駐車場もほぼ満車で路駐の列。
これが観音平か。
観たかったノースフェイスのマウンテンタクシーは拝めず。
朝の5時半に出発。
最初は笹が多い登り。
第一目標の雲海まで約1時間。
その前にモアイ岩(勝手に名付けた)が出てくる。
しめ縄のようなものがあった気がしたけど無くなっていた。
この日はかなり暑くて体力が削られる。
おのずと休憩回数も増える。
私は欲張って色々持ち込んでいるので17kgくらいになってしまった。
そろそろ大きいザックがほしいな。
雲海に到着。
雲海は日当たりが良すぎて逆にこの日は休憩しにくい感じ。
次の目標は押手川。
少し八ヶ岳ぽい苔も増えてきた。
押手川は本当に小川が流れている。
日陰も多いので休憩している人が多い。
ここが網笠山と青年小屋の分岐。
我々は初日は権現岳に行くのでまずは青年小屋に向かいます。
ここからが長い。
ひたすら急登。
展望台で今回初の富士山。
雲取山以降富士山と相性が良くなった大福。
だけど、登りがずっとで堪える。
眺望もそこまでない。
網笠山の逆側を回っている感じ。
それでも頑張って登る。
苔深くなってきた。
少し下りがありそこから最後の登り。
すると急に網笠山が見えると叫ぶ大福。
これはやる気になる。
青年小屋は昼前なのでまだまだテント場に余裕がある。
大福は念願の赤提灯に感無量。
残念なことにラブランコは壊れてしまっていた。
テント場も割と静かそうで平らな所をゲットできました。
で、大福の大好物の水場へ。
乙女の水。
大福は先頭で前向きなお尻。
乙女の水は水量も豊富でめちゃくちゃ冷たい。
手がかじかんでしまうほど冷たい。
一息入れて荷物を軽くして権現岳へ。
いきなりの急登。
これはきつい。
登り切ってからこれを登るのかという風景。
ガレ場や鎖場。
実は今後登るであろうザイテングラードのための練習。
大福はこういうのをやってみたかったんだ!とはしゃぐ。
危険な箇所も多いですが、とにかくもう登るのがきつい。
そして、人気の山なので渋滞もある。
それはそれで踏み場などもわかるので安心なんですけどね。
偽ピークやギボシなど今まで味わったことがない山。
優しい男性から、ここから先が鎖でおもしろいところだよ!足の裏で岩を感じていけば大丈夫!と声を掛けてもらう大福。
大福はずっとノリノリ。
権現岳までのルートはずっと赤岳が見える。
権現岳の山頂には檜峰神社があり、祭神として八雷神(やくさのいかづちのかみ)と磐長姫命(いわながひめのみこと)が祀られています。
八ヶ岳の霊山としての信仰の中心となっています。
失礼しますとお声掛けさせていただいて山頂で写真を撮らせていただきました。
まさかこんな所まで登れるようになるとは。
水場で会った女性にテント場にいた子!?ここまで来たの!と声を掛けられる。
帰りは来た道をピストン。
青年小屋で『冬季熟成』のキレートレモンを購入。
めちゃくちゃ身体に染み渡った。
私は水場で水を汲みつつ湿らせたタオルで身体を拭いて休憩。
そこで、ビニール袋に入ったスイカの皮と種を発見。
置き忘れだと思いますが、捨ててあると思われても仕方がないので青年小屋さんに事情を話して破棄してもらいました。
水場に食べ物の置き忘れはご法度ですね。
水も汚れるし、野生動物がきたら使えなくなってしまう。
そういえば、トレッキングポールは本体3本、先端2本登山道に落ちていたな。
これから暑くなってきて意識も朦朧とするかもだし、自分も気を付けないと。
初日は光った赤提灯も見ることができました。
テント場は満員。
確かに人気なのはわかる。
2日目は風が強いという予報だったので網笠を2日目にして正解でした。
風の強い権現は怖いです。
今回、生米を持参してご飯を炊きました。
大成功。
朝に荷物を置いて網笠へ。
高見石のようなゴロゴロ岩を飛んでから、木々の中を直登。
30分くらいで山頂です。
山頂の開けた感じは格別。
富士山と雲海、北アルプスの山々。
後ろは赤岳、阿弥陀岳。
昨日登った権現岳も。
権現の上辺りに帽子の雲がかかっていたので風が強いんだろうなと。
山頂も広いのでしばらくダラダラと過ごしていました。
実は先輩家族がにゅうに行っているので方角を確かめながら眺めたり。
青年小屋に戻るとテントはほとんど無い状態。
我々も撤収して下山。
下山はピストンです。
下山でわかる急登具合と長さ。
本当に良く登った。
帰りに大福に、いつももうやだとか帰りたいとか泣き言を聞いたことがないけどなんでだと聞いてみた。
なんでそんなこと思うの?と。
別に自然を楽しみに来ているんだからそんなこと思わないでしょと。
自然の子に育ってる。
そもそも考えることもなかったのか。
すごいわ。
そして、野鳥に吸い寄せられる。
これはちょっと卑猥。
今回もずっと自分の荷物は自分で持つと言い7kg近くを担いでいた。
よくやったよ。
次は阿弥陀岳に行きたいそう。
こっちも頑張らないと。
それでは、健康で安全に。